【富士幻豚の生産農場の血統】
日本には複数の豚を交配した交配豚と、豚の原種である純粋種がいます。
純粋種は交配種に比べ数が非常に少なく、日本全国の母豚の約14%ほどです。
ちなみに富士幻豚の原種である中ヨークシャーは全体の0.001%ほど。
現在、日本では6種類の原種が登録されています。それを6大品種と呼びます。
そして、その6大品種の原種を全て保有しているのが、
日本の公的機関・民間あわせて富士幻豚の生産農場のみとなっています。
そして、日本の登録銘柄豚400銘柄の約半数が生産農場のある
富士宮市の原種で作出されています。
つまり、全国の有名なブランド豚の元をたどると富士幻豚の
生産農場につながるということになります。
つまり『プロから買われる豚肉』になります。
なぜ養豚農家から支持されているのか?
それはサラブレッド級の種豚を維持しているからです。
ただ、業界的には元をたどるのはタブーです。
だから通常こういった情報をオープンに情報発信はできません。
もしかするとこのブログを公開することで、
生産者からお叱りのお声を頂くかもしません。
それでも嘘はつきたくありませんので、事実をお伝えしています。
【1年間に出荷した極上枝肉の全頭が提携農場のものだった】
富士幻豚を生産している養豚農場の技術の高さ、
品質の安定性の証明を客観的な情報
から引用することにします。
(資料参照:農業経営者2007年4月号)
じつは、牛肉と同じように豚肉も出荷した豚肉を格付けしています。
実際に最高級ランクの『極上』認定をされた豚肉がどこの農場からきているか?
調査をした結果が下記です。
2大市場と呼ばれる、横浜市中央卸売市場食肉市場における
2002年度の年間の格付成績での極上率は0.0018%でした。
頭数でいうと、年間屠畜頭数17万4755頭中、極上格付はたった314 頭でした。
そして、その極上枝肉314頭中の305頭が富士幻豚の生産農場の100%血統、
残り9頭にも同社の血統が50%以上含まれていたということです。
さらに、この結果は2002年の1年間だけでなく、
2000年前後から現在までも継続しているということです。
これはオリンピック金メダル選手の輩出場所が
同じ1つの学校だったような驚きがあります。
桑原氏は極上ランクを狙って豚を生産しているわけではなく
『美味しい豚』作りを目指していたにもかかわらず妥協なき選抜の結果、
上記のような結果につながることになったと語っていました。
国内では最高の評価を頂いている農場で生産されている
富士幻豚は、品質は極上級、安定性も抜群です。