こちらのページでは私ども良品食材(りょうひんしょくざい)の提携業者様についてご紹介をさせて頂きます。普段飲食店様や、一般のお客様の手元に届くまでにたくさんの、方のご協力を頂いております。弊社が長年お世話になっている業者様ですが、誠実で信頼のおける業者様ばかりです。 現時点で他にも提携させていただいている業者様もありますが、今回載せきれなかった提携先様については、また別の機会にご紹介させて頂ければと思います。
1. 富士農場サービス様
富士幻豚(ふじげんとん)の主生産農場になります。静岡県富士宮市にある、朝霧高原という自然豊かな場所に、メインの養豚場はあります。
農場は近代的な最新の設備を備え衛生的です。一般的な養豚場のイメージとは一線を画するような、とてもきれいな養豚場です。現在では衛生的な観点からも農場見学は、受付を中止しています。
富士農場サービス様では豚の精液販売や人工授精関連機器の販売を手掛け、関連会社のTOPICSにて豚の生体販売や肉豚販売を行っています。 日本で最初の本格的な豚の人工授精所で、20年前にその基礎を作り、年間5万本の精液を提供しています。代表の桑原氏は、獣医師でもあり育種家でもあります。世界各国の養豚を視察したり、養豚場での指導にもあたっています。 また、欧米から優れた原種の種豚を導入して品種改良を行い、オス種豚と人工授精用精液も手がける、人工授精の第一人者でもあります。 人工授精技術に工夫を重ね、精液の販売事業だけでなく研究開発に重きを置いています。
「10年後、20年後の養豚のあるべき姿を実践していく(注-1)」と代表の桑原氏がおっしゃるように日本人の感覚で、美味しいと感じる先進的な豚を作っていこうとしています。同組合で保有する種豚はおよそ210頭。1カ所でこれだけの頭数を抱える種豚場は、国内だけでなくアジアにもないということです。 「ランドレース」「大ヨークシャ―」「デュロック」といった一般に広く使われる品種はもちろん、黒豚の「バークシャー」や昔ながらの「中ヨークシャー」、ハンガリーの「マンガリッツァ」や中国の「民豚」といった珍しい品種の豚も抱えています。
1999年には、オランダのユトレヒトで開かれた農業資材の展示会で、出店した1,300社のうち5社だけに送られる賞を受賞しました。世界一保存性が高い、豚精液用の希釈液が評価されました。 今でも豚の精液希釈液として世界一の品質を維持し続けているとのことです。
養豚は、国際競争が激しくなっているが、 コストでは欧米の豚肉にかなわないとしても、品質では勝てるとみている。 桑原氏によると、生産効率重視で改良された豚は「食べた時の感動とか栄養が流れ落ちる(注-2)」とのこと。 日本人の味覚で独自のおいしい豚を作っていけば、海外から入ってくる豚に肉対する”防波堤”になるとして味や栄養価を重視した改良に取り組んで行きたいそうです。
そんな桑原氏の次の目標は日本に中ヨークシャー種の血を広めることです。
中ヨークシャー種はバークシャー種とともに明治に日本に導入され、一時は国内で生産される豚の90%近くに及びましたが、高度経済成長期以降体が小さく発育が遅いという理由で飼育頭数が減ってしまい、一時は国内で7頭にまで数を減らし絶滅の危機に瀕しました。「しかし、味が素晴らしい。中ヨークシャー種、バークシャー種ともに古代種です。純粋な古代種ほど、肉質と味がいいんです(注-3)」と桑原氏。バークシャー種は、年々生産数が上がっているが、中ヨークシャー種は日本で生産される豚肉のわずか0.001%にしか満たない。そのうちの7割を保有しているのが桑原氏になります。世界でも、日本とイギリスにしか残っておらず、日本独自の豚として安い輸入肉に対抗できる種である。「これほど魅力的な豚を、絶やしてはいけません。日本の豚の中に中ヨークシャー種の血が入れば、日本の豚は変わります!(注-4)」 純血でなくとも、50%もしくは25%でも混ざれば、肉の旨みと食感は、確実に上がるという。
味がよく、健康な豚を開発・飼育して、日本養豚界の未来を支えたいという桑原氏の夢がかなえられたらと思います。 富士幻豚は中ヨークシャー種を50%配合した特別配合種であり、こうした桑原氏の暑い想いが詰まった豚であります。
*注-1、注-2 日本農業新聞17年10月9日 会社フォーカス 富士農場サービス(静岡)より引用
*注-3、注-4 旭屋出版 豚料理大全 桑原氏インタビュー記事より引用
2.株式会社イトウミート様
静岡県富士宮市に本社のある株式会社イトウミート様です。富士幻豚(ふじげんとん)の除骨整形、カットやスライス、発送までの一連の業務を担当していただいており、いわば良品食材のパートナー企業です。富士幻豚(ふじげんとん)の特徴を把握しそれに合った適切な保管、処理を行っていただいています。イトウミート様の素晴らしいところは、まず代表取締役である伊藤寿男社長を筆頭に、お客様に対する誠実で、熱い想いを持っていること。そしてそれを日々実直に実践されているところにあります。
・「食を通してお客様に感動を届ける企業になる」ことを第一に考え・食を通して社会や家族間のつながりやきずなを強める。
・生産者の想いのこもった素晴らしい商品の価値を伝える。
・人間性を重視した、人と人との関係性の構築を軸にしたサービスの提供を通じた喜び。
・その価値のあるサービスを提供することによりお客様にも満足して頂きたい。
・唯一無二の食の開発・販売を通しての社会貢献をしていきたい。
・お客様の信頼信用を大事にしてこれからも永く愛されるイトウミートを作っていきたい。
とお客様に喜ばれる商品を提供し、喜びと幸せを共有していくことを目指されています。こうした想いが形となっているものとして、イトウミート様が静岡県の推進している衛生管理基準の方法であるHACCP(ハサップ)の概念に基づく衛生管理システムのミニ・HACCP認証取得企業であることが挙げられると思います。
HACCP(ハサップ)とは食品の製造工程において発生する危害を分析し、その危害を抑え込み方法を決め、その方法を継続的にチェックすることで、安全な食品を作り出そうとする方法のことです。
そしてミニハサップとは、静岡県に所在する食品関連施設に対し、HACCPの概念に基づく衛生管理システムの導入を推進するため、一定水準以上の管理が認められた施設をHACCP導入施設とし、審査会で審査し承認基準に合致した事業者に対し(社)静岡県食品衛生協会より承認証が発行される制度です。 いわば衛生管理の「見える化」ともいえる手法になります。 イトウミート様ではいち早く2012年に取得しましたが、イトウミート様のウェブサイトによると2016年12月では、静岡県内で食肉処理工場としては唯一の取得工場となっているようです。
その後2018年6月に食品衛生法の一部を改正する法律が公布され、HACCPの制度化が決定しました。 原則として食品の製造・加工・調理・販売などをするすべての事業者が対象となります。(ただし、すべての事業者が完璧に取り組むことは難しいことから、規模や業種などを考慮した一定の事業者については、取り扱う食品の特性などに合わせた衛生管理とすることになっています。) 実際に法令が効力を持つ「施行」までの期間は、公布から2年を超えない範囲とされています。 つまり遅くとも2020年6月までには、「HACCPに基づく衛生管理」または「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」を実施できるようにならなくてはなりません。
こうした世の中の流れをいち早く察知し先駆けて実践していけたのも、普段からの安心・安全に対する意識の高さからではないかと思います。良品食材のカットから発送までを支えてくださっている、信頼のできる企業様と社員の皆さんに本当に感謝をしております。
3.花城ミートサプライ様
静岡県静岡市に本社所在地のある企業様です。屠畜場、食肉センターにて豚肉を、枝肉(皮をはいで、内蔵をとって、左右に2分割された骨付きの状態の精肉)にされたものから、除骨し、整形し、ブロック肉の状態までカッティングをして頂いています。「地産地消」という言葉が無かった時代から「地元の生産者から買わせていただく」ということを重視してこられており、生産者と食肉卸業者でしっかり対話し、肉のことを熟知した上で消費者へお届けするというスタンスを今後も崩さずにいきたいと考えておられるそうです。
畜産現場、販売現場など関わりある人達との信頼関係を構築し、一丸となってより良いものを提供する努力を続けられております。その結果、安心・信頼して任せることができる業者であるとの評価を得ています。
参考(株)花城ミートサプライ様のウェブサイトより
外気の触れる時間を極限まで短くし肉の鮮度を生かす。肉の良し悪しは、温度管理がすべてと言って過言ではありません。外気に触れている時間が長ければ長いほど、肉の鮮度は落ちていきます。工場では、冷蔵庫の温度を0.5度にし、肉の中心温度まで管理。凍らない直前の状態を保っています。鮮度を保持するために、無駄な時間を取らず、冷蔵庫から効率よく出し入れするための作業配置や工程レイアウトにも気を配るなど、作業内容も随時見直しを行っています。効率のよい解体、速やかな出荷という一連の流れを短くすることで、鮮度が高く一番いい状態で、お客さまの元へお届けすることができるのです。その他、工場入場前の手洗い、エアシャワーも徹底。肉の出荷前には、金属探知機 でのチェックを行い、異物混入を未然に防ぐ努力も怠っていません。すべての作業内容にチェック項目を設け、品質管理、温度管理、衛生管理、安全 管理を徹底しています。お肉のことを知り尽くしたプロが安心、安全、品質の維持のために細心の注意を払って対応しています。
花城社長の肉に対する知識とご経験は本物で、いつも勉強させて頂いております。人間力のある社長の元、実力のある社員の方が揃っておられる、静岡の優良企業様です。
4.村松精肉店
静岡県静岡市にある、静岡県の食肉加工企業様です。富士幻豚(ふじげんとん)の手作り無添加焼豚の製造をお願いしております。村松精肉様のウェブサイトを覗いてみると商品開発に対しての熱い想いが伝わってきます。
《 開発テーマ 》
1.可能性を広げる食肉素材
2.冒険してみたい商品と価格
私たちは、伝統的食文化の良さを理解したうえで、もう一度食肉素材の分析をしてみます。 皆さんがよく聞くお肉の部位はおよそ13部位、ロースや肩ロース、ヒレなどです。 実際私たちの業界では、50も60も細かく分類されます。そこから、更に踏み込んで200や300に分類したところに、 神秘的な特性に出会うことがあります。 例えば、牛ヒレを超えるほどやわらかい肉が『もも』や『すね』の中に存在するのです。そうした、各部位の特性を科学的に分析します《筋肉繊維の組み合わさり方、筋肉繊維の太さと硬さの比較数値化、弾力、次系変化、成分など》。 これらの素材と、静岡の伝統調味料や特産品との融合を模索し、伝統的でもあり新しくもある製品を作り出しています。
こういったノウハウや熱い想いのある業者さんであれば富士幻豚(ふじげんとん)に対しても特徴を理解していただいて最高の焼豚ができると思い依頼をさせていただきました。希少価値の高い、中ヨークシャー種の富士幻豚(ふじげんとん)を使い無添加、無化科学調味料で製造した炭火焼き本手作り焼豚の発売に至りました。1つ1つ手作りで、秘伝のタレにざらめなど無添加の調味料、素材を選んで使い、 静岡産の竹炭で昔ながらの窯焼きでじっくり2時間かけて焼き上げました。 無駄な脂身は溶けて、残っているのはコラーゲンの部分ですので、 脂身が苦手な方にも是非一度お試しになってみていただければと思います。
富士幻豚(ふじげんとん)の旨みと、秘伝のタレがからみ合い、炭火焼きでさらに香ばしく またザラメの何とも言えない甘みが絶妙にマッチしていて、食べ始めたら止まらない味わい、自信作です。
まとめ
今回お世話になっている提携業者様のご紹介をさせてもらいました。たくさんの信頼できる企業様のお力を借り、皆様に富士幻豚(ふじげんとん)をお届けすることができています。
創業当時よりたくさんの助力を頂いておりますので、私達もその応援を裏切ることなく、これからも真面目、誠実を第一に日々富士幻豚(ふじげんとん)のご案内、をしていきたいとこの記事を書きながら再認識することができました。
たくさんのご縁を頂き感謝をしております。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。